自宅の庭にペット(犬・猫)を埋葬する方法について
家族の一員として迎え入れ、共に過ごした犬や猫などのペットが亡くなったとき、どのように供養するればよいのでしょうか。
従来では、ペットのご遺体を庭や畑に埋葬するという考えが多かったのですが、現代では集合住宅の増加や衛生面の問題もあり、火葬する考えが主流となっています。
戸建てのお住まいの方は、できればそばに置いておきたい、自宅できちんと供養してあげたいと思う方が敷地内のお庭で埋葬されたり、自宅で樹木葬を行っています。
しかし、近年ではマンションやアパートに住んでいて、自宅にお庭がなかったり、後継人がいないなどの理由からご自宅のお庭にお墓を作るケースは減少する傾向にあります。
いつも一緒にいた大切な犬や猫などのペットをきちんと埋葬するにはどのようなことに注意したらよいのか、庭でペットの埋葬をしたいとお考えの方へ埋葬方法や手順を解説していきます。
ペット(犬・猫)を埋葬する方法①庭にペットを土葬
土葬とは、自宅の庭や敷地内にペットの遺体をそのまま土に埋めることです。最近は火葬をしてから埋葬するのが主流ですが、昔はそのまま土に埋めることが一般的でした。土葬についてはハムスターや小鳥など小動物に限り検討する方法です。ただし、小さなペットでも完全に土に還るまでには数年から数十年かかる場合があります。火葬せずに埋葬すると、悪臭や虫の発生など思わぬトラブルの原因になりかねませんので、出来る限り避けたほうがよいでしょう。
もし庭にペットを土葬する際には、
- 適切な深さでの埋葬
- 近所にご迷惑をかけないように木炭、石灰などの消臭対策をした上での埋葬
- 日当り水はけの良い場所に埋葬
- 今後引っ越しなどの予定がないことを確認する
- 土地借地権の契約など賃貸で借りてる場合、契約期間内であっても貸主の同意をとる
- 自治体の規定を事前に確認する
など細心の注意が必要になります。
ペット(犬・猫)を埋葬する方法②庭にペットの遺骨を埋骨
庭などの私有地内にペット(犬・猫)の遺骨を埋める方法です。ペット(犬・猫)の亡骸を火葬したあとで、土に埋める方法です。家族の近くでいつも一緒に過ごしたいという飼い主におすすめです。すでに火葬されているので、土に埋めた後に悪臭や虫な発生を心配することなく、ペット(犬・猫)を葬ることができます。私有地内の埋骨は比較的自由に行えるため、庭や敷地があれば手軽に行うことができます。
ペット(犬・猫)を埋葬する方法③庭でペットのプランター葬
ペットの亡骸を火葬したあとプランターへ腐葉土などを敷き詰め、遺骨を埋葬し草花を植え弔う方法です。日々ペットを思い出しながら草花をお世話をすることができます。プランター葬は、小さめのペットに向いている供養で、火葬後のペットの遺骨を骨壺から出し土中に葬ります。埋葬後に草花を植える際、植物の生育後のサイズも加味して十分なサイズのプランターを用意しましょう。
ペット(犬・猫)を埋葬する方法④庭でペットの樹木葬
庭に、墓石の代わりに樹木を用意し、その根元に犬や猫などのペットの遺骨を埋葬する方法です。こちらも土地借地権の契約があれば土地の所有権の許可が必要な場合があります。
庭でペット(犬・猫)を庭に埋葬する前に知っておきたいこと
ピクシーワンへ火葬をご依頼になるお客様にも、庭などの敷地内でペット(犬・猫)の埋葬を行う方が多くいらっしゃいます。自宅で犬や猫などのペットを埋葬する際どういった思いを載せて行われているのでしょうか。また、実際に行う際にどういった注意点があるのでしょうか。
庭でペット(犬・猫)埋葬を選ぶ理由
ピクシーワンではご自宅でペット(犬・猫)を埋葬したいとお考えのお客様からのご相談が多く寄せられます。ご自身で埋葬し、ご自宅で最後まで面倒をみてあげたいと思われる方も多いです。
愛犬・愛猫が好きだった場所・思い出が詰まった場所へ埋葬したい
お庭は、ペット(犬・猫)が好きだった場所であったり、思い出の場所として埋葬したいと考える方が多いです。埋葬されたその日からその場所が愛するペット(犬・猫)の供養の場所となるため、いつでもお参りできます。
いつでもお参りできるから
ペット霊園や墓地にいれてしまうと、なかなかお参り行くのが難しい方もいらっしゃいます。お庭であれば、毎日いつでもお参りできます。また大切なペット(犬・猫)がいつまでも近くにいれるという安心感から自宅のお庭を選ぶ方がいらっしゃいます。
お墓を購入しないため費用負担が少ない
自宅でのペット(犬・猫)の埋葬を選ぶと、お墓を購入しないので供養塔や土地の確保や管理費が不要になります。維持管理に手間がかからないので経済的にも負担が少ないというメリットがあります。
ペット(犬・猫)の自宅での埋葬 よくあるトラブル・失敗例
家族の一員だったペットといつまでも一緒にいたい。または近隣にペット霊園やペット墓地、納骨堂などがないというケースでは、自宅の庭にペットを埋葬するという選択をされる方がいらっしゃいます。
しかし、ペットの埋葬によって思いがけないトラブルが発生するリスクがあります。埋葬する前に基礎的な知識を理解しておくことが必要です。
悪臭や害虫が発生してしまった
特に土葬に関しては、十分な深さで埋葬しないと悪臭や害虫が発生し近隣へ被害が拡大してしまう恐れがあります。また、嗅覚の鋭い野生動物や野良猫が掘り起こしてしまったりすると大変です。その他にも犬や猫などのペットが、生前に用薬治療を受けていた場合、化学物質が地中に溶け出し、近隣の畑や植木、水源などに悪影響が出ることもあります。できる限り土葬ではなく、火葬してお骨の状態で埋葬することでトラブルを防げることもあります。
ペット(犬・猫)の遺骨をそのまま埋葬した
庭などの私有地内であれば法律的な問題はありません。しかしペットの遺骨をそのまま埋葬すると、小動物であっても土に還るまでは数十年かかることがあります。犬や猫であれば、それ以上の長い年月がかかり、長年骨が残るということがあります。
その間に、ほかの動物が掘り起こしてしまったり、もし予想外の引っ越しなどがあった場合、次の入居者とのトラブルを防ぐためにも遺骨を掘り起こさなければならない事態が発生する場合もあります。
また、戸建てであっても土地借地権の契約など賃貸で借りている場合、たとえ契約期間でも埋葬には事前に貸主との同意が必要になります。
土に還らないものを埋葬してしまった
ペット(犬・猫)が生前身につけていた、金属が使用された首輪や化学素材の玩具などは土に還りにくいため、一緒に埋葬しないようにしましょう。できるだけ環境に配慮した埋葬を行うことが大切です。
自治体の条例によりペット(犬・猫)の庭への埋葬が禁止されていた
周囲の自然環境や水源地に近い地域では地下水への影響を保護するため、庭などの私有地内であってもペット(犬・猫)の埋葬が禁止されていることがあります。地下水の汚染を防ぐために、ペット(犬・猫)の遺体を適切に処理する必要があります。
また都市部や人口密集地では、衛生や環境保護の配慮からペット(犬・猫)の自宅埋葬が制限されている場合があります。
ペット(愛犬・愛猫)の埋葬知っておきたいマナー
日本では、犬や猫などのペットの埋葬や火葬に関して明確な法令面の制約はありませんが、いくつかの規制やガイドラインがあります。一部の自治体では、自宅でのペット(犬・猫)埋葬に対して独自の規制がもうけられていることがあります。自治体のルールに従い、またマナーとして近隣住民への適切な配慮が必要になります。大切な愛犬・愛猫が最後まで多くの人に愛される散骨をしましょう。
ペット(愛犬・愛猫)の埋葬のマナー①土葬ではなく火葬を行う
犬や猫など特に大きめのペットは火葬してから埋葬しましょう。土葬は気を付けて行わないと、腐敗して悪臭が漂う恐れがあります。火葬費用がかからないなどのメリットがある反面、デメリットも非常に大きいです。近隣住民のとのトラブルを避けるためにも土葬は行わず、火葬をしてから埋葬しましょう。
ペット(愛犬・愛猫)の埋葬のマナー②埋葬する場所を適切に選ぶ
借地など他の方の私有地であると埋葬するには許可が必要であったり、自治体によっては規制などがあるので、事前に確認をしたうえで埋葬する場所を選びましょう。また人通りの多い場所にはお墓を作らないようにしましょう。将来的にお庭のリフォームなども検討しているのであれば、ここにずっとお墓があっても問題ないかどうかを確認したうえで場所を決めましょう。
ペット(愛犬・愛猫)の埋葬のマナー③遺骨はパウダー加工する
庭などの私有地内であっても埋骨を行うには、ペット(犬・猫)の遺骨を細かい粉末状にするパウダー加工がおすすめです。自然に還るといっても塊では想像以上に時間がかかります。様々なトラブルを避けるためにも、埋骨したいのであればパウダー加工をしておきましょう。
ペット(愛犬・愛猫)の埋葬のマナー④自然環境に配慮する
庭や敷地内であっても、埋葬は環境に負担をかけない方法で行うことが大切です。土に還らないものは埋葬しないようにしましょう。
ペット埋葬の手順
ここまで解説した散骨の注意点を踏まえて上手なペット(犬・猫)の埋葬の手順を見ていきましょう。
埋葬を行うためには、まず犬や猫などのペットの遺体を火葬する必要があります。火葬はペット霊園やペット葬儀専門業者に依頼できます。火葬には個別火葬・合同火葬などの選択肢があり、遺骨を持ち帰りたい場合には、個別火葬を選ぶのが一般的です。
ご自宅で埋葬を行う前には、遺骨を粉末状にするパウダー加工がおすすめです。ペット霊園やペット葬儀専門業者では、専用の機械で遺骨を粉末状にしてくれるサービスを提供していることが多いです。自宅で行う場合も専用のキットが販売されていますが、専門業者に依頼するほうがスムーズです。
埋葬を行う場所を選びます。ご自宅の敷地内であっても埋葬が可能な地域であるか、自治体の法的ルールを事前に確認しておきましょう。
埋葬はペットとの最後のお別れの瞬間です、家族でのセレモニーやお別れの言葉をかけるなどペットへの感謝と愛情を伝えます。
埋葬の際は周辺を確認し、自然に負担をかけないように配慮しましょう。
沖縄県のペット(犬・猫)の火葬はピクシーワンへ自宅での埋葬をお考えでしたら火葬はピクシーワンへご依頼ください
自宅での埋葬をお考えでしたら、火葬はピクシーワンへご依頼ください。ピクシーワンは沖縄県で20年以上にわたり様々なペットの火葬・葬儀を行っており、飼い主様の希望に合わせて沖縄県内の自社の葬祭場にて行っております。ご自宅でペットを埋葬されることをお考えでしたら、火葬はご家族だけの個別火葬をおすすめしております。火葬の際には経験のあるスタッフが対応し、火葬時間、温度に最善の注意をし、ご遺骨をきれいに残すための配慮をしており、お骨のパウダー加工も提供しております。
最愛の家族であるペットのために飼い主様ができることを一緒に考えご提案させていただければと思います。沖縄県でペットの埋葬をお考えでしたら火葬はぜひ当社にお任せください。大切なペットとの最後のお別れを共に心をこめてお手伝いいたします。
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